このお車は、
当店のお客様の同じ会社の同僚さんのお車で、
お客様からのご紹介で入庫されました。
エンジンやオートマのオイル交換とかは、
定期的にちゃんと他店様でされているお車ですが、
最近、発進加速時でギャンって音が出るということで入庫されました。
当店に入庫前に、
ATオイルをいつも交換されるお店で交換されたようですが、
音が直らずATが壊れていてミッション交換が必要ですと言われたそうです。
私もお客様と同乗して現状確認した時は、単純にA/Tが滑ってるって感じで
これはやっぱり他店様が言うようにミッション交換修理かな?
と思いましたが
いざ調べてみると
たまたまなのか、フロント、リアともストール値正常。
されど、フロントクラッチ側のブレーキバンド付近ののスリップ音は、たまに聞こえるということでライン圧が一時的に乱れる??
もしくは油温度差によりブレーキバンドの締め付け不良??
最近のATは、ブレーキバンドの調整出来ないミッションが多いのはネックですねぇ><
とりあえず、この状態ならば経験上バルブボディ側のみでAT本体は
まだ
生きてるかもっ!って事で(あくまで「かもっ!」って程度ですが^^;)
A/Tバルブボディを分解する事に。
写真は既にメインストレーナーとソレノイドバルブは取り外した状態ですが、
ソレノイドバルブ単体点検してみた所、ソレソイドは正常
されど、、、、
見事にメインストレーナーは詰まりまくり・・・
ソレノイドの真ん中のストレーナーも詰まり気味・・・
ということで、ストレーナーとソレノイドバルブは洗浄
写真のバルブボディ本体もミッションから切り離して油路を清掃
で、純正ATオイルを入れましたら
あっさりと直りました^^
(実際はバルブボディ分解はあっさりどころか、かなり手間ですが^^;)
多分、当店で修理するまでは延々と汎用のATオイルのみで交換だったんでしょうね。
汎用ATオイルは6万キロとか5万キロ超えたら保証しませんってメーカーさんや
一定距離以上乗られたお車には、使用禁止って汎用ATオイルも多いので
距離が伸びたお車は純正のATオイルを使うのもATの寿命を延ばすコツですね^^
正直、A/TAssy交換せずに直ってホッといたしました。